BLOG

全国フードバンクシンポジウムの第二部で、北海道フードバンクネットワークと株式会社FUJIさんとの協力体制について、事例発表します。

神奈川県や埼玉県でのフードバンクと企業の事例発表もあります。

地域を越えて事例を知ることで、また自団体の創意工夫にもつながるので、今からとても楽しみです。

オンラインですので、ぜひご参加下さい。


(以下ご案内です)

2月17日(月)にフードバンク(パントリー・子ども食堂等含む)の関係者を対象とした

「全国フードバンクシンポジウム2025」(オンライン)が開催されます。

【申し込みフォーム】

https://forms.gle/PUAQGJB36n8vNvvV6

団体から複数名が参加される場合は、それぞれご回答ください。

【概要】

・日程:2025年2月17日(月)13:00〜16:00

・開催方法:オンライン

・対象:全国のフードバンク、パントリー、子ども食堂等の食糧支援を行う団体/

食品関連企業/農林水産省・消費者庁関係者/行政関係者

・内容

13:00-13:05 開会

挨拶、会議の趣旨説明、事務局アナウンス

13:05-13:45 第1部 情報提供

・これまでのフードバンク法制等の背景:米山廣明氏

・消費者庁からの情報提供(ガイドライン、保険制度、在庫管理・需給調整等DXなど)

・MF今期事業からの分析(専門家派遣・地域ネットワーク・全体)

13:45-13:55 ―休憩―

13:55-15:50 第2部 発表

・FBx企業協働事例報告

① フードバンクかながわ 藤田誠氏/マルハニチロ株式会社

〈冷凍食品配送網構築〉

<モデレーター>米山廣明氏 

② 埼玉フードパントリーネットワーク草場澄江氏/オイシックス・ラ・大地株式会社

〈We Support Family の取り組み〉

<モデレーター>阿部知幸氏

③ イコロさっぽろ片岡有喜子氏/株式会社FUJI

〈倉庫の入出庫管理、宅急便出荷、食品企業への広報〉

<モデレーター>鈴木和樹氏

・質疑応答

15:50-16:00 閉会

挨拶、事務局からのアナウンス、アンケート

皆様のご参加お待ちしております。

2024年の秋から冬にかけて、北海道内のフードバンクから食品を受け取る子育て世帯の生活実態について、アンケート調査と分析を実施しました。


目的:北海道で子育てを行いフードバンクから食品を受け取りする世帯の生活実態を調査し、近年の物価高とコロナ不況の家計への影響について数値的に集計するため


内容:北海道フードバンクネットワークに加盟する9団体において、合計15回の食品パントリーの実施により、子ども1338人・750世帯へ食品を配布した。この時、同時に共通のアンケートチラシを配布し、参加者の50%(378件)の回答があった。


実施期間:2024年10月から12月

対象:北海道内のフードバンクが実施した食品配布会に参加した「子ども(未成年)を扶養する世帯」

助成:令和6年度こども家庭庁「ひとり親家庭等の子どもの食事等支援事業」

   (中間支援団体 NPO法人POPOLO)



子育て世帯でありながら、世帯年収は全国平均との比較を行うと全国(中央値)が405万円のところ、アンケート(中央値)225万円であった。全国平均に単身世帯も含むことから、大変厳しい状況が見て取れた。




今回のアンケートで一番際立ったのは、その貯蓄額でした。全国(中央値)が1091万円のところ、アンケート(中央値)が10万円で、貯蓄なしと回答した世帯も多くあった。そのため、家計に余裕がなく、突発的な支出や進級・進学の支出があると途端に食品を切りつめる生活となることが分かった。



可処分所得の平均の半額未満で生活する世帯を「相対的貧困」というが、アンケートのうち52%の世帯が相対的貧困であった。




習い事をしていない子どもも多く、習い事は5人に1つ。




世帯年収が低い世帯はコロナ禍に減収・失業した割合が高く、その影響が現在まで色濃く残っていることが分かる。



医療機関の受診をがまんしたことがあるかというアンケート



相談機関に相談したいと思う世帯が少ないことが分かる。



普段、相談支援機関でアウトリーチとして用いるための食品提供がフードバンクから行われていることから、子育て世帯にとってもアウトリーチ機能を果たせるかどうかの調査として、「相談につないでほしいか」を聞いた。子育て世帯では上のグラフの通り、ほとんどの世帯で相談を望んでいないことが分かった。裏を返せば、「食品の配布のみを受ける」ことを望んでいるため、フードバンクでの役割が直接果たせる対象であるという結果となった。日頃、相談支援機関から繋がれる生活困窮世帯は単身世帯や高齢者・障がい者が多いため、子育て世帯へのアプローチはまた違った形としてフードバンクの役割を認識する必要があるという結果となった。


<アンケート回答者の中央値から描いた人物像 (ペルソナ)>

45歳シングルマザー こども2人

会社員として働き、年収手取りは約230万円で、貯蓄10万円程度。一人ひと月6万円で食費/学費/医療費など生活費を賄う必要があり経済的な余裕はない。

親は一日2食が普通で、コロナ時に減収し、失業した知人もいる。家計に余裕なく、体調不良でも医師にかからないことがある。冷暖房はいつも節約しており、夏は暑いし冬は寒い。

衣服に充分にはない状況。子どものため学用品はなるべく購入するが、子どもに習い事させる余裕はない。子どものおやつは週に1・2度購入する程度。

生活の厳しさを日々感じているが、どこかに相談して支援を求めたいとは考えていない。


<今回の食品配布を実施したフードバンク9団体>

・NPO法人フードバンクイコロさっぽろ(札幌市)

・一般社団法人フードバンクセンター(札幌市)

・フードバンク富良野(富良野市)

・ワーカーズコープ釧路地域福祉事業所フードバンクくしろ(釧路市)

・NPO法人シャローム(石狩市)

・認定NPO法人まちづくりスポット恵み野(恵庭市)

・フードバンクとまこまい(苫小牧市)

・フードバンク道南協議会(函館市)

・一般財団法人北海道国際交流センター(函館市)


<アンケート>

アンケート作成:NPOインターンシップ生(札幌開成高等学校)

アンケート集計と分析:プロボノ井澤さん


【フードバンクのラストワンマイルを考える】

1月17日金曜日、札幌エルプラザの環境研修室で開催しました。

ワークショップはリアル29名、オンライン17名で実施されました。

フードバンクのスタッフはもちろんのこと、市民団体・NPO団体の方々や食品企業・農家の皆さん、行政機関の皆さんが集まり、フードバンクのラストワンマイルについて話し合いました。

自然とテーマはそれぞれのテーブルで分かれ、ワークは30分と短い時間でしたが、共有の時間では色々な考えが聞かれました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました♪



<前半プログラム>

⭐︎北海道フードバンクネットワークの令和6年度の活動報告

⭐︎恵庭の認定NPO法人まちづくりスポット恵み野平井さんから、コミュニティブリッジの事例紹介

⭐︎小樽の済生会フードバンク土谷さんから、自動販売機型フードバンクの事例紹介

<後半プログラム>

⭐︎ワークショップ

(北海道フードバンクネットワーク、株式会社マイファーム共催/農林水産省北海道農政事務所後援)

株式会社ローソンさんは夏休みの給食がない時期に余剰しがちな牛乳の消費量アップをするために、北海道の美味しい牛乳を使用した商品を2024年8月6日から販売します。


パッケージにはパワフルで素敵な牛の絵が描かれています。こちらは社会福祉法人ともに会さんに通っていたREOさんが描かれた障害者アートです。


対象の商品をご購入いただくと、その一部が北海道フードバンクネットワークに寄付されます。


フードバンク間の配送費や保管料、事務局維持費などに充てられます。

北海道限定商品なので、ぜひお土産にも✨✨


私も暑い夏を美味しいパンやデザートを食べて乗り切りたいと思います♪

一足早くいただきましたが、牛乳のフレッシュな味がしてとても美味しかったです。


☆商品や取り組みについての詳しい記事はこちらから

北海道フードバンクネットワークは環境広場さっぽろ2024の会場にブース出展いたします。

8月24日、25日の土日の10時~16時です。


普段からフードバンク活動にご理解・ご協力をいただいている企業・団体様の社会貢献活動について、ご紹介するブースとなります。ブース内での直接のPRやチラシ・サンプルの設置のみでの参加も可能です。ぜひご参加ください。

*ただし、配布のみでその場での試食や販売はできません。


★昨年の「環境広場ほっかいどう2023」は、G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合の開催を記念して、環境ビジネスの振興や環境・SDGsに関心を持っていただくための展示・体験イベントとして開催され、2日間の合計来場者数は56,119人を超えました。


【お申込み】

ブースでの展示・PRに参加される企業・農家さんは、下記の申込フォームまたは下のチラシのQRコードから8月8日(木)正午までにお送りください      

申込フォーム https://forms.gle/ZQJy7DEpURu2Kp238


【参加のかたち】

1)当日出展ブースに直接来られる方は2名まで参加可能です

     テーブル1台をお使いいただけます(各日定員6枠)

2)当日参加はしないでチラシ・サンプル品の配布を行う

 8月20日(火)までにフードバンクまでお送りください

 ★定員なし・配送費はご負担お願いします

 倉庫:〒065-0024 札幌市東区北24条東8丁目1-20

    パレスビル24 1F 電話:080-4855-4466(倉庫直通)

3)ブースでのロゴマークの掲示

 ★定員なし・提出締切8月8日(木)


ご参加お申込みお待ちしています♪



いつもフードバンクイコロさっぽろのブログを読んでいただき、ありがとうございます。

さて、4月27日木曜日に札幌エルプラザにて北海道フードバンクネットワークの設立総会が開かれ、道内15団体によるネットワークが発足いたしました。


初年度からアクセル全開の事業計画と数値目標を掲げました。

せっかく集まるのだから、1+1が2では終わらせたくない、という気持ちです。


加盟団体の皆さんのそれぞれの強みがしっかりと活かされる団体となるよう、楽しみながら活動いたします。

どうか、北海道フードバンクネットワークをよろしくお願いいたします。


*4月28日の北海道新聞社会面に記事が掲載されました。




2022年12月14日、札幌市中央区で「北海道のフードバンクネットワークについて考えるシンポジウム」を株式会社マイファーム様と共催いたしました。


会場とオンラインが半々で、企業・行政・道内フードバンク・フードバンクボランティア・地域食堂・NPO団体・フードバンクに興味のある一般の方々90名以上が参加されました。


認定NPO法人フードバンク岩手の阿部さんと認定NPO法人フードバンクふじのくにの鈴木さんからネットワークづくりの先進事例についてお話していただき、その後孤立しがちなフードバンク活動について片岡が発表しました。


そこから会場参加者の方々と北海道フードバンクのより良いネットワークづくりについて一緒に深堀りする内容でした。


講師のお二人からは、真剣で熱い話、数値やデータに基づいた話、様々な立場から見えるフードバンク活動についてなど、学びの多い貴重な時間となりました。


参加してくださった皆様、開催を支えてくださった皆様、講師の方々、本当にありがとうございました。


https://www.agrinews.co.jp/news/prtimes/121495